記録簿
運送・物流
1年
法令根拠あり
点呼記録簿(Excel・無料)
規則7条5項が定める記載事項を満たした点呼記録簿。巡回指導で最初に見られる帳簿。
更新日 2026-08-19 / 説明・記入シート・記入例・A4印刷用
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何の帳票ですか
乗務前・乗務後、および必要な場合の中間点呼。
法令根拠と保存年数
| 根拠 | 貨物自動車運送事業輸送安全規則7条5項 |
|---|---|
| 保存年数 | 1年 |
| 起算日 | 点呼を行った日 |
| 期限 | — |
条文の確認:2026-08-18 e-Gov 402M50000800022 7条5項(5号+本文の点呼を行った旨・報告・確認・指示の内容/1年保存)・同条4項(検知器)
確認先
保存年数・起算日・提出期限は、事業の種類・規模・所管行政庁の運用により異なります。e-Gov法令検索および所管官庁でご確認ください。
記載する項目
全日本トラック協会の標準帳票は、統括運行管理者・運行管理者・補助者の押印欄をシートの隅に置く作りで、行ごとの「点呼を行った者」の列が無い。規則7条5項1号は点呼ごとに執行者の氏名を求めているので、管理板は行ごとに列を持たせ、登録済みの運行管理者・補助者からプルダウンで選ぶ形にする。中間点呼に「対面」の選択肢が無いのは、対面できない運行に対する点呼だから。
- 【法定1号】点呼を行った者の氏名(行ごとに記録する)
- 【法定1号】点呼を受けた運転者等の氏名
- 【法定2号】自動車登録番号又は車両番号その他識別できる表示
- 【法定3号】点呼の日時(乗務前・中間・乗務後それぞれ)
- 【法定4号】点呼の方法(対面/対面と同等の方法/電話その他)
- 【本文】点呼を行った旨
- 【本文】酒気帯びの状況
- 【本文】アルコール検知器の使用の有無
- 【本文】疾病・疲労・睡眠不足等の状況
- 【本文】日常点検の実施又はその確認
- 【本文】自動車・道路及び運行の状況(乗務後)
- 【本文】交替運転者に対する連絡
- 【本文】指示事項
- 【実務】対面で行えなかった理由
- 【実務】天候
- 【実務】営業所名
Excel画面のプレビュー
「記入例」シートの内容です。実際のファイルから取り出しています。
| A | B | C | D | E | F | G | H | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 点呼 区分 | 点呼を行った者の氏名 | 点呼を受けた 運転者等の氏名 | 自動車登録番号 又は識別できる表示 | 点呼の日時 | 点呼の方法 | 対面で行えなかった理由 | 酒気帯びの 状況 |
| 2 | 規則7条1〜3項 | |||||||
| 3 | 乗務前 | 佐藤 一郎 | 田中 三郎 | ○○100か11-11 | 2026-08-18 | 対面 | 無 | |
| 4 | 乗務前 | 佐藤 一郎 | 鈴木 九郎 | ○○100か22-22 | 2026-08-18 | 対面 | 無 | |
| 5 | 中間 | 鈴木 二郎 | 鈴木 九郎 | ○○100か22-22 | 2026-08-19 | 電話その他 | 宿泊を伴う長距離運行のため | 無 |
| 6 | 乗務後 | 佐藤 一郎 | 田中 三郎 | ○○100か11-11 | 2026-08-19 | 対面 | 無 | |
| 7 | 乗務後 | 鈴木 二郎 | 鈴木 九郎 | ○○100か22-22 | 2026-08-20 | 対面 | 無 | |
| 8 | ||||||||
| 9 | ||||||||
説明記入シート記入例A4印刷用
ファイルの中身
| 形式 | Excel(.xlsx) 21KB |
|---|---|
| シート | 説明 / 記入シート / 記入例 / A4印刷用 |
| 更新日 | 2026-08-19 |
使い方
- B列の「点呼を行った者の氏名」は規則7条5項1号の記載事項です。押印だけで済ませず、行ごとに記録してください。プルダウンは自社の運行管理者・補助者に書き換えて使います。
- 乗務前と乗務後は必ず行を分けます。まとめて1行にすると、どちらの点呼か特定できません。
- 中間点呼(規則7条3項)は、乗務前と乗務後のいずれも対面等で行えない業務のときに、途中で少なくとも1回行うものです。だから「対面」ではありません。
- アルコール検知器は営業所ごとに備え、常時有効に保持する義務があります(規則7条4項)。使用の有無と測定値を残してください。
- 対面で行えなかったときは、その理由をG列に書きます。理由が書かれていないのが、巡回指導でよく指摘される点です。
- 記録は1年間保存します。乗務等の記録(運転日報)と日時が合っているかを、読み手は必ず突き合わせます。
よくある不備
- 点呼を行った者の氏名が空欄で、シート隅の押印だけで済ませている(規則7条5項1号は点呼ごとに執行者の氏名を求めている)
- 乗務後点呼の記録が乗務前とまとめて1行になっている
- 対面でない点呼の理由が書かれていない
- アルコール検知器の使用の有無を記録していない(規則7条4項で営業所ごとに備え常時有効に保持する義務がある)
- 中間点呼を「対面」で記録している(対面できない運行だから中間点呼が必要になる)
- 1年の保存を「今年度分だけ」と誤解している
この帳票を見る人と、確認されること
| 場面 | 巡回指導(項目20)、監査。事故時は最初に押収される |
|---|---|
| 読み手 | 巡回指導員/監査官/運行管理者/荷主(安全性の確認) |
最初に見られるところ
- 乗務前・乗務後の両方が記録されているか
- 点呼を行った者が有資格の運行管理者か補助者か
- 酒気帯びの確認とアルコール検知器の使用が記録されているか
- 対面でない点呼の理由と方法が書かれているか
矛盾を疑われるところ
- 乗務記録(運転日報)の運行と点呼の日時が合わない
- 点呼者が同時刻に複数の営業所で点呼している
- 休日に点呼記録がある/稼働日に点呼記録が無い
- 全員が同じ時刻・同じ数値で並んでいる